令和3年 第4回定例会−12月21日-09号

Mar 20, 2023

フッ化物洗口の導入に向けた取組状況及び保育所、幼稚園での実施状況について〔教育次長-544、健康福祉局長-545〕

◆40番(野田雅之) おはようございます。私は通告どおり、一問一答で質問させていただきます。
まずは、恒例のフッ化物洗口の導入の進捗及び保育園、幼稚園における取組について伺ってまいります。これだけやりますと、恐らく市長、副市長をはじめ多くの理事者の皆様、そして議員の皆様も、自分の時代にもやってもらっていたらよかったなと、そろそろ思い始めている、そんな頃だと思っておりますけれども、質問させていただきます。以前より、子どもたちの健康に大きく寄与するフッ化物洗口を小学校等において集団で実施することの意義を訴え続け、導入を求めてまいりました。教育委員会は、昨年度には学校関係者から書面により意見を聴取、今年度に入り川崎市歯科医師会からも意見聴取を行っていますが、取組の状況を伺います。
○副議長(織田勝久) 教育次長。
◎教育次長(石井宏之) フッ化物洗口についての御質問でございますが、本年7月に、歯科医師会から学校における歯科保健の取組の方向性について、率直な御意見を伺ったところでございますが、それ以降につきましても、歯科医師会等とも連携を図りながら、来年度の歯科保健に関わる取組について、引き続き検討を進めているところでございます。以上でございます。
○副議長(織田勝久) 野田議員。
◆40番(野田雅之) 率直な意見を歯科医師会から伺っているとのことで、学校で行う洗口の意義がしっかりと教育委員会にも伝わっており、しっかりとその情報を内部で共有しているはずですので、その御意見や集団洗口の意義から逸脱しない形で検討を進めていただき、来年度の取組に結びつけていただくよう強く要望いたします。
それでは、平成14年度から県のモデル事業の対象となった市内5か所の保育所を対象に虫歯予防を目的として始まった本市のフッ化物洗口の取組でありますが、現在の形としては、平成26年度から行われ、川崎市から歯科医師会への委託事業として現在も継続をされております。そこで、本取組の内容や対象施設数について伺います。
○副議長(織田勝久) 健康福祉局長。
◎健康福祉局長(宮脇護) 保育園及び幼稚園におけるフッ化物洗口の実施についての御質問でございますが、本市では、地域保健法及び母子保健法に基づき、公衆衛生の向上及び増進に寄与し、市民の健康な生活を確保することを目的とした歯科保健事業の一部を川崎市歯科医師会への委託により実施しております。フッ化物洗口につきましては、当該委託事業の一つとして、保育園及び幼稚園におけるフッ化物洗口の実施支援及び歯科保健指導を実施しておりまして、対象園数につきましては、公立4か所を含む24か所の保育園及び1か所の民営幼稚園、合計25園を対象に実施しているところでございます。以上でございます。
○副議長(織田勝久) 野田議員。
◆40番(野田雅之) 対象施設数は、公立4か所を含む24の保育園及び1か所の民間幼稚園とのことでありました。しっかりと川崎市立の保育園でも行われていることを改めて確認させていただきました。それでは、昨年から続く新型コロナウイルス感染症により、実施に影響が出てきていますが、公立施設と私立施設における実施と休止の施設数、休止に至った経緯とその理由、その後の取組を伺います。
○副議長(織田勝久) 健康福祉局長。
◎健康福祉局長(宮脇護) 保育園、幼稚園におけるフッ化物洗口の実施状況についての御質問でございますが、本年12月現在におきましては、25園中、民営幼稚園1か所を含む11園が実施し、公立4か所を含む14か所の保育園につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により、令和2年8月以降休止している状況でございます。休止に至った経緯につきましては、令和2年8月に、うがいの際に飛沫が飛び散るなどのリスクを考慮し、こども未来局において、4か所の公立保育園での実施を見合わせるとともに、民営の保育園及び幼稚園につきましては、公立保育園の休止対応を踏まえ、各園と歯科医師会との協議などにより個別に判断されたものでございます。なお、現在休止している14か所の保育園につきましては、各園の嘱託医及び歯科医師会の御協力を得ながら、虫歯予防に関する資料を保護者に配付し、家庭におけるフッ化物洗口の継続を勧めているところでございます。以上でございます。
○副議長(織田勝久) 野田議員。
◆40番(野田雅之) 継続実施が11か所あることが分かりました。子どもたちの健康に対して施設関係者と保護者が理解を示し、取組を継続していただいていることに敬意を表するところであります。それでは、残念ながら休止となった施設での取組再開の考え方について伺います。
○副議長(織田勝久) 健康福祉局長。
◎健康福祉局長(宮脇護) 保育園、幼稚園におけるフッ化物洗口の実施についての御質問でございますが、フッ化物洗口の再開につきましては、新型コロナウイルス感染症の今後の動向や影響及び各園嘱託医からの助言などを踏まえながら、歯科医師会及び関係局とも協議検討してまいりたいと考えております。以上でございます。
○副議長(織田勝久) 野田議員。

幸市民館・図書館のトイレの快適化及び今後の施設整備について〔教育次長-546〕

◆40番(野田雅之) 現時点では、新型コロナウイルス感染症の対策も行わなければならない状況下でありますので、対象全ての施設での再開はまだ見通せない中でありますが、感染が収束するなど状況が改善した暁には、早期に再開できるよう対応をお願いいたします。今年に入り新たな民間幼稚園が興味を示しまして、私に御連絡をいただき、歯科医師会の窓口を御紹介、10月には歯科医師の先生方による職員の方への説明会を実施いたしました。当日は私も参加をさせていただきました。子どもたちのために実施を望む声は日に日に増しております。保育園、幼稚園で実施できる取組が本市の小学校でできないはずはありません。今後も導入が実現するまで質問を続けさせていただきます。
それでは、幸市民館・図書館のトイレの快適化及び今後の施設整備について伺います。多くの区民の皆様から御要望いただき、以前より質問で取り上げ、要望してきた幸市民館・図書館のトイレの快適化工事が今年の秋から始まりましたが、改めて今年度の改修工事の内容を伺います。また、今年度、現地で実施されている劣化等の調査の内容とその結果についても伺います。
○副議長(織田勝久) 教育次長。
◎教育次長(石井宏之) 幸市民館・図書館のトイレの快適化等についての御質問でございますが、本年度の工事につきましては、快適性や利便性の向上を図るためのホール入り口付近への多目的トイレの増設のほか、ホール側の大部分のトイレについて洋式化や配管の更新、補修等を行うとともに、ホールの舞台床改修を実施しているところでございます。また、長寿命化に向けた調査等につきましては、施設の現況や法令への適合状況、躯体、設備等の劣化状況の調査、長寿命化に向けた対応の検討を進めており、調査結果は令和4年3月に取りまとめる予定でございます。以上でございます。
○副議長(織田勝久) 野田議員。
◆40番(野田雅之) ホール側の大部分のトイレにおいて、洋式化、配管更新、補修などを行い、ホールの舞台床も改修しているとのことであります。利用頻度の多いトイレと舞台床の改修は、利用者にとって大変喜ばしいことであります。快適な設備の完成が待ち遠しいところであります。それでは、今年3月の予算審査特別委員会の答弁では、今年度未着手の図書館側のトイレの改修は、令和4年度の実施に向け協議を進めるとのことでありましたが、その後の展開について伺います。また、ホールの特定天井対策として、令和5年度から令和7年度の事業着手を目指し、今年度の調査の結果を把握し、資産マネジメントの考え方に基づき、長寿命化を基本とした計画的な施設整備に向けた検討を行うとしました。そうした中、現在行われている現地での調査結果次第では、第3期実施方針に沿った形での整備も想定されますが、それらを踏まえ、幸市民館・図書館の施設整備の方向性、考え方について伺います。
○副議長(織田勝久) 教育次長。
◎教育次長(石井宏之) 幸市民館・図書館の施設整備についての御質問でございますが、図書館側のトイレ改修につきましては、劣化状況等を踏まえ、適切な改修内容の検討を進めており、令和4年度の実施に向け、関係局区との協議を進めているところでございます。また、老朽化対策や大ホールの特定天井対策等につきましては、市民の多様なニーズへの対応や、一層の利用環境の向上を図るため、現在進めている調査の結果等を踏まえ、今後の市民館・図書館のあり方や今年度策定予定の資産マネジメント第3期実施方針の考え方に基づき、対応策について関係局区との協議を行いながら検討を進めてまいります。以上でございます。
○副議長(織田勝久) 野田議員。

PPPを活用した認知症施策について〔総務企画局長-547、幸区長-547、548〕

◆40番(野田雅之) 図書館側のトイレについても、令和4年度の実施に向け協議中とのことですので、今後も進捗を確認させていただきます。今年度の現地での調査結果は、来年3月にまとめられるとのことですが、その結果を踏まえ、築40年が経過した本施設を利用者に優しい快適な施設に再生させる整備を、休館の回数などを最小限に抑える形で早期に計画いただくよう要望いたします。
それでは次に、PPPを活用した認知症施策について伺ってまいります。本市では、令和2年3月に川崎市民間活用(川崎版PPP)推進方針を策定し、この方針に基づき、川崎市PPPプラットフォームを設置し、民間ノウハウ発揮の余地や民間事業者の意向、アイデアの情報を収集するため、定期的に民間事業者との意見交換を実施しています。そこで、これまでの実績数と参加企業数、また、事業化に結びついた事例を総務企画局長に伺います。
○副議長(織田勝久) 総務企画局長。
◎総務企画局長(中川耕二) 川崎市PPPプラットフォームについての御質問でございますが、令和元年6月のプラットフォーム設置以来、ハード整備からソフト面での連携まで、合計27の事業について意見交換会を開催し、延べ278の民間事業者に参加いただいております。事業化に結びついた事例といたしましては、川崎駅西口大宮町地区の地区施設整備活用事業において、公募条件等についての意見交換を行い、民間事業者によるホール等の整備が決定した事例のほか、交通渋滞や交通事故などの課題の解決に向けた意見交換を行い、複数の事業者が道路等を実証フィールドとしてAI等を活用した交通量調査等の実証実験を実施した事例などがございます。以上でございます。
○副議長(織田勝久) 野田議員。
◆40番(野田雅之) それでは、幸区では認知症への取組として、民間との連携を模索すべく、PPPプラットフォームを活用した意見交換を実施したとのことです。今回の取組はハード事業が多い中、ソフト事業として行われた取組事例であります。背景とその意義、概要などについて伺います。また、どのような御意見や御提案があったのか、幸区長に伺います。
○副議長(織田勝久) 幸区長。
◎幸区長(関敏秀) 認知症についての御質問でございますが、平成27年3月に策定した地域包括ケアシステム推進ビジョンの基本的な5つの視点の一つとして、多様な主体の役割分担による互助を支える仕組みづくりを進めることを位置づけており、幸区におきましても、地域包括ケアシステムの構築に向けて官民連携の取組を進めております。こうした中で、2030年には幸区内の高齢者の4人に1人が認知症になると推計され、認知症の人に優しい地域づくりに向けて、民間企業も含めた多様な主体による発意や提案を幸区における取組に積極的に活用していくことが必要と考えており、PPPプラットフォームにおいて民間との対話を実施したものでございます。12月9日に開催いたしましたPPP意見交換会では12の企業、団体の参加があり、主に御家族や認知症サポーターなどを対象とした服薬管理、財産管理、災害時の対応等に関する講座開催について御提案をいただいたところでございます。以上でございます。
○副議長(織田勝久) 野田議員。
◆40番(野田雅之) 2030年には幸区内の高齢者の4人に1人が認知症になると推測されているとのことで、認知症への取組は今後さらに求められることとなります。本取組の効果にも期待がかかるところであります。それを受けて、今後の展開について幸区長に伺います。
○副議長(織田勝久) 幸区長。
◎幸区長(関敏秀) 今後の展開についての御質問でございますが、PPP意見交換会で御提案をいただきました内容を基に、効果的な官民連携の取組の手法を検討した上で、幸区での認知症の人の御家族や認知症サポーターなどに対する講座等を行うなど、新たな取組を通じて、認知症の人に優しい地域づくりを進めてまいりたいと考えております。以上でございます。
○副議長(織田勝久) 野田議員。

川崎駅西口大宮町地区整備及びまちのにぎわいについて〔まちづくり局長-548、549、幸区長-549、550〕

◆40番(野田雅之) 新たな取組が始まったばかりですが、認知症の人とその御家族の課題を解決できる充実した取組になるよう期待し、追っては全区に展開、導入していけるような取組となるよう要望いたします。
それでは、次の質問に移ります。ただいまの質問、川崎市PPPプラットフォームの事業化に結びついた事例でも御答弁をいただきましたが、川崎駅西口大宮町地区整備及びまちのにぎわいについて伺ってまいります。本年2月、株式会社ホリプロが川崎駅西口大宮町地区の地区施設整備事業の事業者として選定され、にぎわい・交流拠点機能の強化や防災時の地域貢献をうたう緑と文化のあるエンターテインメントホールの検討が進められ、地域活性化にも大きな期待がかかりますが、取組状況と今後のスケジュールについてまちづくり局長に伺います。
○副議長(織田勝久) まちづくり局長。
◎まちづくり局長(奥澤豊) 川崎駅西口大宮町地区の地区施設整備事業についての御質問でございますが、当該整備事業の取組状況につきましては、民間の様々なアイデアやノウハウを最大限に活用するため、昨年10月に事業者の募集を開始し、学識等から構成される民間活用推進委員会の審査等を経て、本年2月に、壁面や屋上を利用した立体的な緑とエンターテインメントホールによるにぎわいなどを提案した株式会社ホリプロを代表とする共同企業体を事業者として選定し、基本協定を締結したところでございます。また、本年5月には、事業者と事業用定期借地契約を締結し、その後、事業者が地盤等調査や実施設計を取りまとめたところでございます。今後のスケジュールにつきましては、令和4年3月の工事着手、令和4年度末の供用開始を目指し取り組んでまいります。以上でございます。
○副議長(織田勝久) 野田議員。
◆40番(野田雅之) 事業用定期借地契約の締結が終わり、令和4年度末の供用開始を目指し、3月には工事着手するとのことでありました。それでは、新たな施設が誘致されることにより、地域のさらなるにぎわいの創出が期待されます。そんな中、本日、株式会社ホリプロ様から、コロナ禍において、子どもたちが文化芸術の鑑賞や体験をする機会が失われており、その機会の創出として、本市の子どもたちに舞台の無料チケットの御案内の発表が先ほどされたばかりであります。新たな施設のオープン後の具体的な事業展開をまちづくり局長に伺います。
○副議長(織田勝久) まちづくり局長。
◎まちづくり局長(奥澤豊) 施設オープン後の具体的な事業展開についての御質問でございますが、株式会社ホリプロの事業提案につきましては、大小2つのホールなどが整備される予定となっており、音楽イベントや演劇、お笑い等の興行、料理・メイク教室等の様々なイベントの開催に加え、施設内に計画されたオンライン配信スタジオにおけるSNSを活用した地域の魅力発信等が期待されているところでございます。また、同社は、本年11月に株式会社meleapと業務資本提携契約を締結しており、当該施設において、ARを使ったテクノスポーツ「HADO」の聖地としての展開についても検討を進めていると伺っております。本市といたしましても、これらの取組との連携強化を図るとともに、施設で開催される様々なイベントを通じて、川崎駅周辺のさらなるにぎわい・交流拠点機能の強化に取り組んでまいります。以上でございます。
○副議長(織田勝久) 野田議員。
◆40番(野田雅之) 施設によるイベントに加え、新たに拡張現実——ARを使ったテクノスポーツ「HADO」の聖地としての展開も検討しているとのことで、今後の展開に大きな期待がかかるところであります。ぜひとも、さらなるにぎわい・交流拠点機能の強化に結びつけていただきたく、本市のバックアップを要望いたします。
それでは、ホリプロの施設計画も進み、今年に入りカワサキデルタも開業し、今後は来訪者の増加、川崎駅西口は今後さらなるにぎわいが期待されます。新たなホリプロの施設と駅を結ぶペデストリアンデッキからは、皆さん見られたことがあるか分かりませんけれども、地上部のバスロータリーの内部に旧国鉄の川崎変電所跡地としてのオブジェが見下ろせます。これは、川崎市に鉄道の歴史ある施設が存在していた貴重な地域資源であります。来年は、日本初の鉄道が新橋−横浜間で開業して150周年、正式開業日の10月14日は鉄道の日となっており、当日の祝賀列車には、明治天皇、西郷隆盛、勝海舟、大隈重信や渋沢栄一など歴史上のそうそうたる人物が乗車をしていたとのことであります。加えて、川崎駅も開業150周年を迎える大きな節目の年となります。まさに川崎駅も日本の鉄道の歴史を見続け、それを支える大きな役割を果たしてきたあかしでもあります。幸区の地域資源として広く地域や市外からの来訪者に知っていただくことや、川崎の玄関口として、跡地を含めた景観整備など、来訪者へのイメージアップに努めるべきですが、幸区長に見解を伺います。
○副議長(織田勝久) 幸区長。
◎幸区長(関敏秀) 川崎駅西口周辺についての御質問でございますが、駅前広場には、大正3年に建造された市内最古の旧国鉄川崎変電所の赤レンガ倉庫の外壁を活用したオブジェがあり、川崎駅西口の歴史を伝える貴重な地域資源となっております。川崎駅とミューザ川崎をつなぐペデストリアンデッキ上には、通行人に対して案内板や路面標示によるオブジェの紹介を行っているところではございますが、発信手法につきましては工夫が必要であると認識しております。再開発により、新たな施設が次々と開業し、今後、市内外から多くの方の来訪が期待される中、川崎駅西口のさらなるにぎわい創出に向けては、地域資源の活用も含め、様々な魅力を発信していくことが重要であると考えております。当該広場のオブジェにつきましては、旧国鉄の変電所という役割を持った建物を活用したことを踏まえ、鉄道のまち幸の鉄道関連スポットとして発信するなど、多くの方の目に留まり、関心を持っていただけるよう、手法等の検討を行ってまいります。次に、赤レンガ倉庫跡地を含めた景観につきましては、当該広場周辺が旧国鉄の赤レンガ倉庫の跡地に位置していることから、ミューザ川崎などの施設において、レンガを用いた重厚感あるデザインで統一されているところでございます。今後は、これらの資源を生かしながら、周辺の魅力的な施設への回遊性を高め、にぎわいが創出される景観づくりなどを関係局と連携し、検討してまいります。以上でございます。
○副議長(織田勝久) 野田議員。
◆40番(野田雅之) 貴重な地域資源が多くの方の目に留まり、関心を持っていただけるよう検討していくとのことでありました。ぜひとも効果的な取組をお願いいたします。川崎駅西口は、ラゾーナ川崎や東芝未来科学館など駅に隣接した大型施設が立ち並び、ラゾーナ川崎では地元南河原地区町内会連合会の共催で盆踊りが行われるなど、連携の取組が行われております。今後はさらに、西口に隣接する事業者が地元町内会と連携し、にぎわいを創出していくことが望まれますが、幸区長に見解を伺います。
○副議長(織田勝久) 幸区長。
◎幸区長(関敏秀) にぎわいの創出についての御質問でございますが、川崎駅西口の再開発により、まちが新たに形成される中、まちの魅力を発信していくためには、地域住民や事業者等がつながりを持ちながら、協働の取組により、にぎわいを創出していくことが重要であると考えております。そのため、地域の方々と意見交換をしながら、今後の方向性を見いだし、共有することが必要であると認識しており、現在、町内会・自治会や商店街関係者、子どもから高齢者までの多様な世代、駅周辺の事業者など、様々な立場の方と対話する場として地域デザイン会議の活用を検討しているところでございます。地域デザイン会議の開催に当たりましては、意見交換の場にとどまらず、地域におけるつながりづくりの場としての効果等も考慮しながら、手法等について決定してまいりたいと考えており、今後一層、地域の中での連携に向け注力してまいります。以上でございます。
○副議長(織田勝久) 野田議員。
◆40番(野田雅之) それでは、最後に要望させていただきます。川崎市の玄関口である川崎駅西口の活性化の取組が幸区を筆頭に、部局横断的に実施されることを要望いたします。令和4年度は幸区制50周年を迎える年であり、加えて、先ほど言いました鉄道開業や川崎駅開業150周年を迎えるなど、地元幸区にとって大きな節目の年であります。この機を逃すことなく、地元町内会など地域の御意見を尊重し、JR東日本、新たな施設や隣接事業者などとしっかりと連携し、歴史ある川崎駅と西口のさらなるにぎわいの創出に結びつけていただくよう強く要望いたしまして、質問を終わります。

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