幸市民館・図書館のトイレの洋式化と改修について〔教育次長-403、404、総務企画局長-404、加藤副市長-405〕
◆28番(野田雅之) 私は、通告した3問について、一問一答で伺います。
初めに、幸市民館及び図書館のトイレの洋式化と改修について伺います。本年7月、第3回定例会以降の確認をさせていただきます。質問以降、区民の方から、一日も早くと多くの話を受けたところでございます。まず、復習として、前回のディスプレーを表示させていただきます。市内全域の市民館・図書館で、非常に幸市民館の状況が悪いということで指摘をさせていただきました。そして、2階部分、いわゆる和式、洋式が非常に偏っておりまして、和式が多くて使いにくいということで指摘をさせていただきました。前回の答弁で幸区長からは、開館から約40年が経過し、老朽化が顕著である、洋式化や臭気の改善、照明などの要望を多く受けている、また、教育次長から、施設の状況確認のため、早期に現地調査し、快適に施設を利用していただくために取り組んでいくという答弁がありました。早期に行われた現地調査について教育次長に伺います。
○副議長(花輪孝一) 教育次長。
◎教育次長(石井宏之) 市民館・図書館のトイレの現状調査についての御質問でございますが、幸市民館・図書館につきましては、本年7月4日に、総務企画局、まちづくり局、幸区役所とともに現地調査を実施し、施設設備の老朽化の状況や、においの発生状況、原因等について、実態の把握をしたところでございます。以上でございます。
○副議長(花輪孝一) 野田議員。
◆28番(野田雅之) 今回の調査では、教育委員会以外の局が所管する施設も調査対象として、総務企画局がその取りまとめを行ったとのことでありますが、調査範囲、調査施設数、そして、その内容、また、今後の調査方針について伺います。
○副議長(花輪孝一) 総務企画局長。
◎総務企画局長(大澤太郎) トイレ調査についての御質問でございますが、区役所、市民館・図書館など、市民に身近な市内66施設を対象に、トイレの設置数や今後の改修予定などについて現況調査を実施するとともに、施設の築年数や施設規模、年間利用者数などの諸条件に基づく基礎資料を取りまとめているところでございます。次に、今後の調査方針につきましては、目視による現地調査に加え、必要に応じて配管調査を実施し、対策の優先順位等を検討してまいりたいと考えております。以上でございます。
○副議長(花輪孝一) 野田議員。
◆28番(野田雅之) 答弁では、市民館・図書館、区役所など、市民に身近な66施設を対象に現況調査をし、経年や規模、そして、年間利用者数などの諸条件に基づく基礎資料をまとめているとのことであります。今後の調査は、現地調査と必要に応じた配管調査を実施し、対策の優先順位等の検討を行っていくということでした。早期の基礎資料作成と、現地調査、優先順位の検討を要望いたします。総務企画局も携わった幸市民館及び図書館、本施設の調査結果、その評価、改善に向けた取り組みについて伺います。
○副議長(花輪孝一) 総務企画局長。
◎総務企画局長(大澤太郎) 幸市民館及び図書館の調査結果などについての御質問でございますが、主な調査結果といたしましては、床がドライ化されていない、多目的トイレの改善が必要などの課題が見つかったところでございます。また、当該施設につきましては、築年数が30年以上たっており、配管の老朽化の進行が懸念されることから、今後、早期に対策が必要な施設であると考えております。次に、今後の改善に向けた取り組みにつきましては、関係局区と連携し、効率的、効果的な事業実施を検討してまいりたいと考えております。以上でございます。
○副議長(花輪孝一) 野田議員。
◆28番(野田雅之) 答弁を確認させていただきますが、当該施設は築年数が30年以上であり、配管の老朽化の進行が懸念され、早期に対策が必要な施設、そして、関係局区と連携し、効率的、効果的な事業実施を検討すると明言いただきました。
それでは、施設所管の教育委員会としての見解を伺います。また、学校施設もさることながら、老朽化の進む市民に身近な市民館や図書館などの生涯学習施設の改修や改築なども進めるべきですが、見解を伺います。
○副議長(花輪孝一) 教育次長。
◎教育次長(石井宏之) 幸市民館・図書館のトイレについての御質問でございますが、当該施設につきましては、築年数の経過による施設設備の老朽化などの課題がございますので、教育委員会といたしましても、早期に対策が必要な施設であると認識しております。市民館・図書館を初めとする生涯学習施設の改修に当たりましては、今後の老朽化の進行を見据えた計画的な取り組みが必要となってまいりますので、築年数や規模、年間利用者数等の施設の状況や、全庁的な優先順位のあり方などを総合的に勘案しながら、引き続き関係局区との協議を進めてまいります。以上でございます。
○副議長(花輪孝一) 野田議員。
◆28番(野田雅之) それでは、加藤副市長に幸市民館及び図書館の優先順位についての見解を伺います。
○副議長(花輪孝一) 加藤副市長。
◎副市長(加藤順一) 対象施設の優先順位などについての御質問でございますが、今後、各種調査に加えまして、大規模改修の実施時期などを踏まえた総合的な視点から、改修を進める優先順位を設定し、早期に対策が必要な施設につきましては、速やかにトイレの快適化に向けた取り組みを進めてまいりたいと考えております。以上でございます。
○副議長(花輪孝一) 野田議員。
避難所環境の向上について〔幸区長-405、406、407、教育次長-406、危機管理監-407〕
◆28番(野田雅之) まず、所管の教育委員会から、また、市内施設の調査を取りまとめ検証した総務企画局からも、早期に対策が必要な施設との答弁でありました。加藤副市長から、改修を進める優先順位を設定し、早期に対策が必要な施設につきましては、速やかに快適化に向けた取り組みを進めるとのことでありました。ということは、早期に改修を進める優先順位を決定しなければ、速やかな快適化の取り組みは始まりませんので、早期に調査検証を済ませ、順位を決め、改修に着手するよう、強く要望いたします。幸市民館及び図書館は、令和3年の初頭には貸し館事業を休止し、工事が予定されています。市民感情からすると、このような数年に1度の休止を伴う工事には、当然大きな期待を寄せています。ぜひ、まだ1年以上ありますので、検証いただき、早期の改善をお願いいたします。ディスプレーは結構です。
次に、避難所環境の向上について伺います。台風19号により被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。今回の台風では、多くの学校施設が避難所として稼働いたしました。そこで、学校内のトイレも当然稼働いたしましたが、区民や運営従事者からの御意見や御要望について幸区長に伺います。
○副議長(花輪孝一) 幸区長。
◎幸区長(関敏秀) 避難所のトイレについての御質問でございますが、避難所の運営に従事した区職員に対し、避難所運営に係るアンケートを行ったところ、避難者からは、近くに多目的トイレがなく、車椅子利用者の方などは移動を余儀なくされた、和式のトイレが多く、足腰の悪い方や、小さなお子様を連れた保護者から使いづらさを指摘された、多目的トイレのアコーディオン式の扉が破損していて、鍵がかからない状態だったなどの御意見をいただきました。以上でございます。
○副議長(花輪孝一) 野田議員。
◆28番(野田雅之) 答弁では、洋式化の要望や多目的トイレの位置やアコーディオンカーテン扉の破損などの意見があったとのことであります。そこで、学校のアコーディオンカーテン扉のトイレを見ていただきたいと思います。ディスプレーをお願いいたします。現在、学校では、今では余り見かけなくなった、アコーディオンカーテンの扉のトイレが幾つか存在することがわかりました。このようなちょっと暗い感じのトイレです。ここは健全なほうなのかもしれませんけれども、例えばほかの学校、南加瀬小学校の体育館のアコーディオンカーテン扉のいわゆる鍵の部分は、このような、今どき見かけないような簡単な鍵であります。実はこの上の部分が大きく破損していて、写真がないのですけれども、とても扉として機能していないような破損状況が見受けられる、そんな学校もあるわけでありますが、その中には、開閉しづらいとか、和式のトイレが多いので、洋式でこの多目的をやむを得なく使う事例もあるようでございます。
それでは、幸区内のアコーディオンカーテン扉のトイレの状況、また、破損扉の状況と改善の取り組み、区内・市内全域の今後の取り組みについて教育次長に伺います。
○副議長(花輪孝一) 教育次長。
◎教育次長(石井宏之) 学校トイレについての御質問でございますが、学校の多目的トイレにつきましては、車椅子での使用に必要な開口部の幅を確保するため、アコーディオンカーテンを使用している場合がございます。幸区内におきましては、11校でアコーディオンカーテンを使用しており、そのうち3校では破損等がございますので、速やかに修繕を行ってまいります。学校のトイレにつきましては、令和4年度までに全校で便器の洋式化などの快適化工事を完了する予定となっておりまして、アコーディオンカーテンにつきましても、引き戸等への改修を行ってまいります。以上でございます。
○副議長(花輪孝一) 野田議員。
◆28番(野田雅之) 令和4年度まで行われる学校のトイレの快適化に伴い、改修を行うとのことでありました。計画は進んでおりますが、今取り上げたような、極めて入るのをためらうようなアコーディオン扉のトイレが現在も存在しております。早期の調査を行って、避難所としても稼働する該当校の早期の改善に向けて、計画や改修の前倒しなどの対応を要望いたします。
それでは、他党の代表質問でも取り上げられておりましたが、今回の台風では、学校施設における雨漏りが問題となりましたが、例えば幸区の古市場小学校の体育館などは大きな雨漏りが発生しましたが、状況を幸区長に伺います。
○副議長(花輪孝一) 幸区長。
◎幸区長(関敏秀) 古市場小学校の雨漏りについての御質問でございますが、避難所の運営に従事した区職員からは、体育館や校舎の複数箇所で雨漏りが発生していたとの報告を受けております。以上でございます。
○副議長(花輪孝一) 野田議員。
◆28番(野田雅之) それでは、古市場小学校の体育館の雨漏りの修繕と、校舎等の改善の取り組みについて伺います。また、市内各校の取り組みを教育次長に伺います。
○副議長(花輪孝一) 教育次長。
◎教育次長(石井宏之) 避難所の雨漏りについての御質問でございますが、古市場小学校の体育館におきましては、暴風により屋根の一部が破損した影響で雨漏りがございましたが、既に修繕は完了しております。また、校舎等におきましては、風向きにより雨漏りが発生する状況がございましたので、今月中に修繕が完了する予定でございます。学校施設の雨漏りにつきましては、学校からの申請により、随時対応しているところでございますが、今回の台風により新たに雨漏りが発生した学校がございましたので、学校と調整を進め、順次対応しているところでございます。以上でございます。
○副議長(花輪孝一) 野田議員。
◆28番(野田雅之) 古市場小学校の体育館の雨漏りの修繕が済み、校舎等の雨漏りの修繕も今月中に完了するとのことでありました。その他の学校施設の雨漏り修繕も早期に行うよう要望をいたします。
それでは、避難所と区本部を結ぶ連絡手段について伺います。現行の連絡手段、今回の避難所開設に伴い見えてきた課題、そして、避難所と区本部、双方の多くの状況報告や要望などを文字情報として一同に通信や確認できるツール、例えば通信アプリ「LINE」などの活用を望む声があったのか、また、あれば、その内容について幸区長に伺います。
○副議長(花輪孝一) 幸区長。
◎幸区長(関敏秀) 連絡手段等についての御質問でございますが、区本部と各避難所との間において、指示事項や関連情報を迅速かつ正確に伝えることは、災害時の対応として最も重要なものでございます。地域防災計画風水害対策編では、移動系防災行政無線や災害時優先電話を活用して情報伝達を行うこととされております。しかしながら、いずれの機器も職員室内に設置されており、避難所運営に従事する区職員がこれらの機器を使用する際には、避難住民のいる場所を離れて対応する必要がありますことから、台風第19号の際には、職員個人のスマートフォンなどを使用して情報伝達を行ったところでございます。さらに、区本部から各避難所への指示や災害関連情報の伝達におきましては、音声情報による方法では一斉配信及び情報共有ができないことから、指示事項や関連情報を迅速かつ正確に伝えるという点において課題があるものと認識しております。また、文字情報ツールの活用についてでございますが、情報の一斉配信及び情報共有を迅速かつ円滑に行うために、区本部と避難所の運営に従事した区職員との間で通信アプリ「LINE」のグループ機能を活用することも検討いたしましたが、行政情報等の取り扱いについて、あらかじめルールが定められていない中での利用はリスクが伴うことから、見送ったところでございます。以上でございます。
○副議長(花輪孝一) 野田議員。
◆28番(野田雅之) 現行の手段では配置のふぐあいから個人の携帯端末を使用した、また、区本部から各避難所への指示や情報の伝達で、音声情報による方法では一斉配信や情報の共有ができず、指示や情報を正確に伝える点に課題があるとのことでありました。このような課題を受け、連絡手段の早期の充実を図る必要がありますが、見解と今後の取り組みを危機管理監に伺います。
○副議長(花輪孝一) 危機管理監。
◎危機管理監(高橋実) 災害発生時における連絡手段についての御質問でございますが、災害発生時は、通信設備の損壊や停電等により、固定電話、携帯電話といった情報通信サービスを利用できないことも想定されるため、通信を確保する代替手段を複数準備し、現場で柔軟に対応できるよう、操作方法にも習熟していることが重要であると考えております。そのため、これまで避難所には、通信の混雑時にも使用できる特設公衆電話や移動系防災行政無線を停電時でも使用できるよう整備し、定期的に職員向け操作研修を実施しているところでございます。SNSは有効な情報ツールではございますが、無料のサービス利用や、職員個人の携帯端末の使用には、セキュリティ面での課題もございますので、他都市の事例も参考にしながら、次期総合防災情報システムの更改に合わせて検討してまいります。以上でございます。
○副議長(花輪孝一) 野田議員。
本市の児童生徒に対するフッ化物洗口施策の一貫性について〔健康福祉局長-408、教育次長-408、伊藤副市長-409〕
◆28番(野田雅之) 今回の台風被害や危機管理の体制では、多くの課題が見えてまいりました。市民の協力のもと運営される避難所の課題は早急に解決しなければなりません。誰もが使いやすい手段、例えばタブレットやスマートフォンなどを使い、一同に情報が共有できるシステムの早期の導入を要望いたします。ディスプレーは結構です。
次に、以前から取り組んで、施策の拡大をお願いしております、児童生徒に対するフッ化物洗口施策の一貫性について伺ってまいります。何度もやっておりますけれども、またやらせていただきたいと思います。過去の答弁からも、本市はフッ化物洗口の有効性を認識しています。しかしながら、残念なことに、ほんの一部の保育所を対象とした実施にとどまっている中、全国での幼稚園、保育園、そして、小中学校でのフッ化物洗口は拡大の一途をたどっており、全国の自治体が効果に期待し、実施に踏み出しています。そこで、本市も学校などの施設での集団フッ化物洗口の効果を認め、平成26年から唯一実施している保育所などへの現行の取り組みと、保護者などからの御意見要望について健康福祉局長に伺います。
○副議長(花輪孝一) 健康福祉局長。
◎健康福祉局長(北篤彦) フッ化物洗口の取り組みについての御質問でございますが、保育所及び幼稚園に対するフッ化物洗口支援等につきましては、平成30年度までの5年間に延べ125園で実施しており、幼児期からフッ化物洗口を行うことへのきっかけづくりや、フッ化物洗口による虫歯予防の普及啓発などの点で、市民の歯と口の健康づくりに寄与してきたものと考えております。保護者からの御意見等についてでございますが、事業の委託先である川崎市歯科医師会からは、子どもの歯の健康を保つためにフッ化物洗口は有効な手段だと思う、卒園後も継続して行ってほしい旨の意見要望があったと伺っているところでございます。以上でございます。
○副議長(花輪孝一) 野田議員。
◆28番(野田雅之) 市民の歯と口の健康づくりに寄与してきたと考える、また、川崎市歯科医師会からは、子どもの歯の健康を保つためにフッ化物洗口は有効な手段だと思う、卒園後も継続してほしいとの意見要望があったとのことであります。本来、永久歯が生えそろうまで行われることが望ましい、また、自宅では続かないと言われている洗口ですので、継続を願う声があるのは当然のことであります。
それでは、平成29年度以降、何度となく要望し、既に2年以上が経過をいたしましたが、その間、教育委員会内でどのような議論が行われたのか伺います。
○副議長(花輪孝一) 教育次長。
◎教育次長(石井宏之) 学校におけるフッ化物洗口についての御質問でございますが、学校における歯科保健教育は、児童生徒がみずから考え実践できる力を育成することを目的に実施していること、かわさき保健医療プランにおいて、歯科口腔保健の取り組みについては、日常生活におけるセルフケアが基本となることが示されていることなどから、フッ化物洗口につきましては、基本的には各家庭の考えのもとに取り組んでいただくことが望ましいものと考えております。今後も、児童生徒の歯、口の健康を保持増進するため、学校における歯科保健教育の推進を図ってまいります。以上でございます。
○副議長(花輪孝一) 野田議員。
◆28番(野田雅之) 本当に残念ですが、以前と全く変わらない答弁でありました。各家庭の考えのもとに取り組むことが望ましいとのことでしたが、実施は選択制でありますし、何より家庭では続かない傾向であるので、施設でのまとまった集団での実施が有効とされております。
それでは、先ほどの健康福祉局長からの答弁のように、継続を望む声があり、それには理由もあります。しかしながら、残念なことに実施施設が拡大しておりませんし、教育委員会では全く議論が進んでいないことがわかりました。そこで、現在は本市施策の一貫性がない状況ですが、一貫性を保つべきと考えますが、伊藤副市長の見解を伺います。
○副議長(花輪孝一) 伊藤副市長。
◎副市長(伊藤弘) 歯科口腔保健についての御質問でございますが、本市では、保育所及び幼稚園を対象としたフッ化物洗口の安全性、有効性の周知について、川崎市歯科医師会との連携のもと、取り組んできたところでございます。歯科口腔保健の課題は年代によって異なっており、乳幼児期においては適切な歯科保健習慣の確立を、また、学齢期においては歯科疾患予防の理解及び望ましい口腔ケアの習慣化を図る取り組みを、それぞれ実施しているところでございます。今後につきましても、歯科医師会を初め、関係団体、関係機関等と連携を図りながら、各ライフステージの特性に応じた、切れ目のない歯科口腔保健対策を進めてまいります。以上でございます。
○副議長(花輪孝一) 野田議員。
◆28番(野田雅之) 実は直球で一貫性を求めましたが、残念ながら、質問の答えが含まれておりませんでした。しかしながら、今後につきましてもという部分で、歯科医師会を初め、関係団体や機関等と連携し、各ライフステージの特性に応じた、切れ目のない対策とのことで、特性とは、まさに子どもの世代でありまして、大人のサポートが必要である世代であるからこそであり、切れ目のないとは、まさにいいものは本市としてしっかりと継続していくを意味していると宣言したと解釈させていただきたいと思います。では、ディスプレーをお願いします。実は概算の予算を改めて計算しました。保育園、幼稚園は週5回法と言われておりまして、川崎市内のフッ化物洗口を熱心に勉強されております歯科医師の先生に算出していただきました。器材というのは、作成用のボトルとか、砂時計とか、うがい用の紙コップ、あと、洗口液を計算したものであります。保育園ですと2万7,000人強であります。そして、週1回法は小学校、中学校で、これは今の生徒数です。これは、私が以前、京都市を視察させていただいた金額に合わせて計算させていただいております。京都市は生徒数の94.5%の実施率でありましたので、その人数を掛けた金額になっております。合計で4,300万円強であります。計算すると1人当たり年間287円であります。小学校給食の1食当たりの基準額は、昨年改正されておりますけれども、1食270円であります。給食1食分で年間の費用が賄えるということです。これは以前には示していなかったので、今回示させていただきました。そういう意味でも、非常に安価に子どもたちの健康が担保できると思っております。また、これは以前、歯科医療費を計算したところであります。小中学校の概算の歯科医療費は22億円ぐらいでありました。今回、小中学校、そして保育園、幼稚園で4,300万円ぐらいで、この後、成人になっても医療費が削減できるという意味では、大きな期待をかけざるを得ないところであります。スライドを見て、市長を筆頭に理事者の方々は御自身や御家庭に例えても、年間287円ですから、給食1食分であります。年間このぐらいの費用で子どもたちの歯の健康のための取り組みができるということでありますので、制度化されていれば、ぜひやってもらいたかったと思ったと思います。新しい令和の時代に突入しましたが、市長、ぜひ未来ある子どもたちに川崎で育ってよかったと思われるよう、大きな財産を残してあげるべく、来年以降、決断を強く要望させていただきます。来年以降もまたデータを示しながら、継続して質問、要望させていただくことを宣言し、ことしの質問を終わります。